0からのMinecraft

Minecraftのスクリーンショット著作権など、規約関連

サイトを運営するにあたって、まず最初に気になるのが、著作権などの権利関係です。

ゲームは人気のジャンルなので、各社が公式に著作権ガイドラインを詳しく提示していることが多く、とても助かります。Minecraftもその例に漏れず。

規約の内容について、特に注意すべきところをピックアップしていきます。

Minecraft著作権関連規約

目を通すべき規約は2つあります。2017年に更新された内容が、現在(記事執筆時点)も有効です。

原則として、Minecraftはファンアートや個人の情報発信には好意的です。一方で、事業としてMinecraftを使ってお金儲けすることには厳しく、その線引については、かなり細かく条件が定められています。必ず目を通しておきましょう。

Minecraftスクリーンショット著作権

スクリーンショットも、原則的には使用可能です。

お客様は、妥当な範囲で、当社ゲームのスクリーンショットおよび動画を使用して、行いたいことを自由に行うことができます。「妥当な範囲で」とは、当社が本 EULA で問題ないと明確に規定している場合、ブランドおよび資産の使用に関するガイドラインを通じて当該行為を許可している場合、またはお客様との特定の契約において当該行為について規定している場合を除き、商業目的で使用できないこと、または不正であるか当社の権利に悪影響を及ぼす行為ができないことを意味します。

重要なのは「妥当な範囲で」の部分です。たとえば注意すべきは以下のポイントです。

Minecraftのブランドイメージを毀損するようなことは行わない

Minecraftのファンなら、Minecraftについての記載やスクリーンショットを載せたサイトで、公序良俗に反するコンテンツを同時に扱うようなことはしないと思います。(年齢層が低いユーザーだと、危ないかもしれませんが・・)

厳密ですが、注意すべきは広告です。

  • 当社がお客様の登録したドメイン名が公式のものであるように見えると判断しておらず、お客様が公式のものであるように見える方法でドメイン名を使用しない場合、かつ、ドメイン名が公式であるとは見なされない場合。
  • お客様の Web サイトが実際に、公正または合理的かつ適切な方法で Minecraft ゲーム、当社ブランド、および/または当社資産に関係している場合。
  • お客様の Web サイトが他の第三者のゲームではなく Minecraft のみに関係している場合。
  • 三者の広告によって当社ブランドが損なわれていない場合。
  • ドメインの不法占拠またはアフィリエイトサービスなどを通じて主として収益をあげることを目的として、ドメイン名を登録していない場合。

最近の広告業界は目に余るものがあり、大手企業ですら知らずに悪質な広告を計算していることがあります。Google AdSense程度なら、問題になる広告は少ないはずですが、広告内容はサイトオーナーの責任として注意しましょう。

Minecraft公式であるかのような誤解をユーザーに与えない

サイト・YouTubeチャンネル・製品など、全てに共通する命名について、具体的に使用条件が挙げられています。

  • 二次的な名称またはタイトル (もしくは名称またはタイトルの二番目部分) に当社名称が含まれる。
  • 商業目的物またはその目的について正直かつ公正に記載して当社名称を使用する。
  • 当社名称 (よく似た紛らわしい名称を含みます) が名称全体またはタイトル全体の主要な要素または特徴的な部分ではないことを確認する。
  • 当社ブランドまたは当社資産 (ブランドおよび資産の使用に関するガイドラインに定義されています) の他の部分を関連ブランドの一部として使用 (ロゴまたはロゴの一部としての使用を含みます) しない。

ドメインやWebサイトについても、考え方は同じです。

このサイトで言うと、「0からのMinecraft」はOKですが、「Minecraft -0からの攻略-」のように、メインタイトルが「Minecraft」になるとNGです。

商業目的はNG

Minecraftというコンテンツを利用して、お金儲けをするのはNGです。

ファンブログでのAdSenseAmazonアソシエイトなど、主目的が商業とは別のところで、副産物的にちょっとした運営の足しとしてアフィリエイト収入があるのはOKです。

Minecraft動画をYouTubeにアップし広告収入を得る

YouTubeは、国内外問わず、たくさんのユーザーが動画をアップロードしていますね。公式の規約で明確に言及されています。

YouTubeに動画をアップして広告収入を得ることはOKである一方で、動画そのものを販売して収益を得るのはNGです。

  • すべての動画ダウンロードを無料で表示できる (例:動画を表示するためにペイウォールまたはその他の請求が存在しない)。
  • すべてのストリームが 24 時間以内に無料で表示できるようになる。
  • 動画またはストリームに、音声解説、メイキング映像などのお客様独自のコンテンツを追加する
  • 他の製品またはサービスの広告または宣伝を目的とする動画またはストリームを作成および使用しない。
  • 動画またはストリームの物理的複製 (例:DVD など) を販売しない。
  • テレビを通じて動画またはストリームを放送または頒布しない。

ただ単にMinecraftをプレイしているだけの動画や、他のユーザーがすでにアップしているような、既視感のある動画ではダメで、オリジナリティが必要です。

Modの利用

基本的には許可されていますが、嫌がらせやハッキング目的の利用はNGです。また、何がModであるかの最終判断はMinecraftが下します。

お客様が Mod を Minecraft ソフトウェアと組み合わせた場合、その組み合わせを当社ゲームの「Mod バージョン」といいます。Mod の構成要素であるか否かについての最終決定権は当社にあります。お客様は、当社ゲームまたは当社のソフトウェアの Mod バージョンを頒布することはできません。また、嫌がらせ目的で Mod を使用しないでいただければ幸いです。基本的に、Mod は頒布しても構いませんが、当社ゲームのクライアント ソフトウェアまたはサーバー ソフトウェアのハッキング バージョンまたは Mod バージョンは頒布しないでください。

商品販売など二次創作での収入

二次創作で収益を得ることは認められていますが、あくまでファンアートの範疇で。事業を営むことは認められていません。

また、当社は、当社名称、当社ブランド、もしくは当社資産を商品化したり、当社名称、当社ブランド、または当社資産を使用した製品を販売する事業を運営することを許可するものではないため、製品数にこのような制限を設けています。 実際、目的は、愛好家が作品および創造的作業の成果を共有し、自身の創造性を使用していくらかの収益をあげることができるようにすることです。企業が当社ブランドおよび/または当社資産を使用して事業を始めるための方法ではありません。そのような状況になった場合、当社は何らかの対策を講じます。

手作り製品は、独自デザインであることに加え、事業と判断されないための個数制限など、複数の条件がありますので、規約を確認してください。

まとめ

記事内の引用は、部分的な抜き出しですので、必ず原文を確認し、前後の文脈も含めて熟読をお願いします。

その他、個別具体的なことはMinecraftの判断が優先されます。

最初にも書いた通り、ゲーム業界もMinecraftもファンアートや個人の情報が私には好意的です。「Minecraftのブランドを毀損しない」「他のユーザーに迷惑をかけない」「Minecraftを使った収益獲得を主目的としない」の3点に特に注意して、ゲームを楽しみましょう。私自身も、折に触れて確認したいと思います。